Lime's Blog

Writing about movies and daily life

アダムドライバー の舞台Burn This多分こうだったんじゃないか劇場☆

舞台入り口↓↓↓

オープニング

ケリー・ラッセルさんはダンサーのアナ役。

ルームメイトのロビーが事故死。

彼は同じダンサー仲間でありゲイであった。

家族から全く無視されていた不遇なロビーの境遇と彼の死をアナが悼むシーンから始まる。

アナを慰めに、長年の恋人バートンともう1人のルームメイトでゲイのラリーがやって来る。

アダム登場!

葬式から1ヶ月過ぎたある真夜中、事故死したロビーの兄ペイルがやって来る。

そう!このペイルこそがアダム・ドライバー!!!

暗転からの「ドンドンドンドン!」おそらくドアを叩く音。

ペイル(アダム)「アニー!ヘイ、アニー!」

(アニーとはアナのこと)

*アダムのセリフは、実際に舞台を観劇された方のレポートを参照させていただきました

寝ているアニーを起こし、挨拶もせずに「この近辺には駐車場所が全く見つからない」と大声で不満を垂らす。

突然起こされたアナはバスローブ姿(この辺ラッキースケベシーンじゃんねニヤリ)

そしてペイル(アダム)は、

アナの話には全く耳も傾けず、大声で次々とあらゆることに文句を言い続ける。全てのことに過剰反応して怒ったり心配する性分らしい。
(『テレビ・ジャパン』参照)

こんな怖ろしげなかつ大胆な登場はもう、あのカイロ・レンしか思いつかない。

あのレスラー級のでかい図体でドアをガンガン叩いて意味不明にわめきちらされたらめっちゃ怖いと同時に…

「カイロ・レン、キター!!!」

と、さぞ客席のスターウォーズファンは喜んだことでしょう。

でもさんざん大騒ぎし尽くした後には、すっかり普通になってアナと話し始めるんだそうです。

惹かれ合う二人

図体が大きく怒鳴りちらす彼の初対面の怖い印象とは全く違う、傷つきやすい暖かい心の男性が見えてくる。その差に驚きながら、強くペイルに惹かれていくアナ。ペイルも自身とは違う、静かな雰囲気を持つ美しいアナに惹かれていく。
(『テレビ・ジャパン』参照)

ライム

ギャップ萌えだ〜!

マスク取ったカイロレンじゃねえかよ! マスクの下は傷つきやすい繊細な青年でした再び! もうこの辺もお客さんたまらなかったんじゃないでしょうか。 実際に舞台見れた人はいいなぁ!

アダムはこの役は2度目

あのカイロレンだったから、この役にアダムは起用されたのかな〜と思ったけど、実は彼はジュリアード音楽院時代の24歳の時に4回ほどこの演目を上演した経験があるそうです。

アダム「(ジュリアードで演じた頃は)子供が衣装を着ているようなものだったよ。23歳だった。(舞台の日付は25歳目前のようだけど、本人のなかでは23歳)

悲しいことに今ではそのキャラクター(ペイル)の年齢だよ。(当時は)お茶の入れ方も分からなかったんだよ。お茶のシーンはとても重要だったのにね。」

その頃はジュリアード音楽院のステージでの演技だったけど、今回は天下のブロードウェイでの上演。 アダムの名声も実力も評価された上での起用だったのでしょう。

ちなみに共演者のケリー・ラッセルさんとは彼女のパートナーである俳優のマシュー・リスさんを通じて知り合ったそうです。

マシュー・リス
GIRLS シーズン6エピソード3に出ていたヒゲモジャの作家のおじさん。
The Report では、ニューヨーク・タイムズの記者を演じている。

それと、この舞台にはアダムの奥さんのジョアンさんは何回か足を運んでおり、アダムの演技にエグいまでのダメ出しをするんだそうです。 夫の仕事に厳格に熱心にサポートしている夫婦愛が伺えます。

結末

なんだかんだあって、アナとペイルの2人が深く愛し合うようになる。しかしアナの長年の恋人のために2人は別れて、そしてルームメイトのとりなしでまた愛を取り戻すという結末。

ルームメイトが2人を結びつける重要なアイテムが「メモ」

そしてルームメイトの「これ燃やして」

つまりタイトルの「Burn This」

メモを燃やしてくれというのは、ルームメイトが「余計なことしてごめんね」っていう気遣いの言葉らしいのだが、私はこれは「2人の愛を燃やして」っていうダブルネーミングの意味にも取れるんじゃない、と勝手に思ってしまった。

私は残念ながらニューヨークへ足を運ぶことはできなかったが、上演中に見たたくさんの舞台画像、レビュー、ステージドアのアダムの様子を見ていて、

ライム

彼ならお客さんの前で、
燃えるような素晴らしい演技をしたんじゃないか

そんな風に確信しました。

彼となら、こんな素敵な恋をしてみたいと思う観客がいっぱいいたのではないでしょうか。

アダムの演技を間近に見れた観客はとても感動したことでしょう。

▼あらすじ・レビューはこちらのサイトを参照しました

broadwaysquare.jp

アダムの発言は Late Night with Seth Meyersのインタビューを引用しました