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長男の中学受験を振り返る:その4 葉加瀬太郎になった日

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長男の中学受験を振り返るその3

葉加瀬太郎と受験関係ないじゃんけ!

というツッコミはよくわかります。

だが、我が長男と受験と葉加瀬太郎…ヴァイオリンの思い出は切っても切り離せない大事なものでありました。

 

葉加瀬太郎さんからシールもらう

主人の知人の方が、葉加瀬太郎さんと握手する機会があり、その時に

「知り合いの息子さんが、ヴァイオリンやってるんです。今度、学校の音楽会で葉加瀬さんの『情熱大陸』を演奏するんですが、その息子さんがソロでバイオリン弾くそうです。」

と葉加瀬さんに伝えたんだそうです。

 

そしたら「ぜひその息子さんに」とおっしゃいながら、

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葉加瀬太郎さんがくれたシール

 

このシールをくれたそうです。

とっても嬉しくて家族で喜んじゃいました。

さっそく楽譜などに貼っています。

 

こうやって家族ではしゃいでいたのが、長男6年生のときの秋、10月。

 

11月に催される学校の音楽会のために、音楽の授業で「情熱大陸の」練習真っ盛りのときだったのでよけい嬉しかった。

 

情熱大陸」の練習は小学校の音楽の公開授業で観に行った。

音楽室には、鍵盤ハーモニカ弾く子、パーカッションの太鼓を叩く子、アコーディオン、鉄筋、木琴、シンセサイザー、管楽器を演奏する子たちでいっぱいで、 さすが6年生、楽器の種類が多い! と感心しました。

 

その中で長男だけ独りヴァイオリンを持って弾いておりました。

 

そして長男はヘッドマイクを付けて演奏していました。

ヴァイオリンの一人の音だけでは他の楽器の音に負けてしまい聴こえないので、ヴァイオリンの弦の音を拾うためだそうです。

そのヘッドマイクを付けてヴァイオリンを弾くさまが、 まるで

小室哲哉のようだな

と母である私が妙に感動していた・・・・と当時の感想記に綴っておりました。

(親バカですね)

 

運動が苦手な長男が、学校でなかなか華々しい活躍が出来ないでいたのを、このヴァイオリン演奏で自信を持たせてくれたことにあらためて噛み締めるひと時でした。

 

葉加瀬太郎になった日

2013年 11月13日

 

小学校の音楽会で、長男の学年6年生は「情熱大陸」を演奏することになり、長男は得意のヴァイオリンを弾くことになった。

葉加瀬太郎」の役目である。

クラスメイトはアコーディオンやトランペット、キーボードやピアノ、そしてパーカッションなどで合奏する。

長男はそれに合わせてというかほぼメインの主旋律を、クラスメイト達のど真ん中のど真ん前でヴァイオリンで演奏する。

目立ち過ぎて緊張するんじゃないか、失敗するんじゃないかと、内心私はハラハラしていたが、音楽会当日は見事に演奏することが出来た。

 

なんと、観客席から「アンコール!」のかけ声がとび出し、やがて会場全体の観客から割れんばかりの拍手とアンコールが起こった。

そして小学校の音楽会としては異例のアンコールとなった。

このことは小学校始まって以来のことだったようである。

情熱大陸」を二度も演奏した。

 

演奏が終わった後、見ていたお母さん達が私のところに一斉によって来て

「すごい!」

「良かった!」

「上手だった!とお子さんに伝えて下さい。」

とたくさんのお褒めの言葉をいただいた。

中には、うちの長男が「ヴァイオリンを演奏する」と口コミで聞いて来た他学年のお母さんが、自分の子供が出ていないのにも関わらずわざわざ聞きに来てくれた方が結構いた。

これには驚きだった。

 

長男は「観客席が満員だった。立ち見の人もたくさんいて体育館が溢れんばかりだった。」と、自分が演奏する時に見えた観客席の印象をこのように語っていた。

長男は演奏後、下校の時に道すがらたくさんの保護者の方々に「すごかった、良かった」と声をかけられたそう。

私は後日、PTA本部OBとして資源回収の仕事を手伝ったのだが、その時に副校長先生をはじめ、PTAのお手伝いのお母さん達などから、音楽会での長男の演奏について賞賛の言葉をたくさんいただいた。

 

また、格闘技や野球を息子にやらせている体育会系のお母さん達から、長男への賞賛の言葉も頂くことが出来た。

畑の違う分野の方々から褒めていただいたり、音楽への関心を寄せていただくことはとても嬉しいことだった。

 

受験まであと3ヶ月を切った。

 

正直親としては不安の毎日である。

 

しかし、今回の音楽会で得たみなさんからの暖かい言葉が力になった。

 

音楽会でヴァイオリンを演奏したのは、「この小学校始まって以来」らしいが、来年の2月も「この小学校始まって以来」の快挙を成し遂げたい。

これを機に、さらなる力と運をたぐりよせることが出来るか。

 

期待したい。

 

**********

 

やや親バカな点は認める。だが後悔しない(笑)

ヴァイオリンを弾くことによって、6年生全体の音楽会への意気込みを引っ張る形になったことはあるかもしれない。

担任の先生もヴァイオリンがあるからこそ、「情熱大陸」を演奏する意義があると、それこそ情熱的に取り組んでいた。

会は非常に盛り上がったと思う。

そして、6年生全体の児童たちが楽しく一所懸命に取り組んでいたのも見逃せない。

全体的に素晴らしかった。

 

。。。。。受験の結果はこちらの記事で

 

中学受検の結果