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ライムがあらわれた☆

ライムはイオグランテをとなえた!しかし、MPがたりない!

【GIRLS/ガールズ5話】トンデモ内容だが、かなり重要な回だった

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上半身裸&変態チックなアダムさん

画像を見てもらえれば、もうおわかりだろうが、 第5話は内容がかなりぶっ飛んでいて

(今までもぶっ飛んでいたがさらにそれ以上)

R-18的にも倫理的にも常軌を逸していると思った箇所がいくつもあった。

主人公ハンナが、心の通じ合った彼氏がいるにもかかわらず、セクハラ上司にセックスを迫ることと、その報告を受けた彼氏【アダム】の言葉やその後の彼の自慰行為もぶっ飛び過ぎて意味が分からなかった。

数日考えてなんとなく意味が分かりかけて来たのでここで整理してみた。

ハンナが理解出来ない

ハンナは勤め先(正社員ではない)の上司に再三セクハラ行為を受けていて、それをとても嫌がっていた。

同僚の女子社員たちは、上司のセクハラと引き換えにオイシい思いをしているということもあってその行為を否定的に捉えてはいない。

それでもハンナはずっと一人で嫌がっていたから、「女子として純粋だな、彼氏の【アダム】に対する思いも強いのだろう」と思っていたら、第5話の職場のシーンでその上司になんと性行為を迫ったことには驚いた。

性行為を迫る理由としては、「セクハラをするのだから性行為を望んでいるのだろう。願望を現実化しよう」というものだった。

上司がすぐに拒否すると、ハンナは怒り出して訴えると言い出す。 性行為の願望が無いのに、女子の身体を触りまくるという上司の考え方に怒りがわいたのであろう。

そこの部分だけは理解出来るのだが、だからといって先日彼氏と心が通じ合ったばかりだというのに、

上司に性行為を迫るハンナの行為が理解出来ない。

【アダム】も理解出来ない

セクハラ上司の職場を辞めてしまったとハンナが彼氏【アダム】に報告に来る。 ハンナが発情して【アダム】を誘惑するのでそのまま2人はイチャラブシーンへ…となるかと思いきやまさかの【アダム】はハンナの誘いを断固拒否!

4話であんなに2人は情熱的に通じ合ってたじゃん!なんで拒否するの?とハンナ以上に私が驚いた。

拒否された腹いせか、ハンナは【アダム】に「上司にセックスを迫った」と告白。 あきれる【アダム】。

修羅場展開になるのかな〜と思いきや、ハンナの前で【アダム】はベッドに寝そべりマスターベーション!!!

画面はアダムの裸の上半身が映って下半身は映っていないけれど… 下半身に手が伸びているのはわかるし、その手が動いて下で何しているのかがわかる。

アダムの手元が映ってはいないので、R指定にはならないのだろうけれども、これはほとんどアダルトビデオじゃないか!!とビックリし過ぎて本当にこのシーンの意味が分からなかった。というか思考が飛んだ。

何回か見直して(何回も観たのかよ)、こういうことかな?と考えてみた。

変態【アダム】を理解してみよう

このシーンの【アダム】は、自慰行為をしながらハンナに向かって

「俺って最低でしょ?クズでしょ?」

と繰り返し聞いている。

ああ、クズね…と流すハンナが下着を脱ごうとすると

「やめろ!それは違う!」

と怒鳴って来る。

彼の自慰行為は、ハンナを誘っているのではなくクズで変態である嫌な自分を見せつけているのだ。

そんな自分をハンナが受け入れようとしても拒否する。

彼は受け入れて欲しいのでもない。 嫌われるためにやっている。

怒りで罵倒するハンナに向かって下半身をしごきながら【アダム】が

sackler
ごめんね!ごめんね!


←そんなU字工事みたいな謝罪じゃない

を連発するシーンは観ていて圧巻だ。

フィニッシュ後、汚れてしまった手を挙げて、怒りの彼女に向かって「シェイクマイハンド!」(握手しよう) という言葉でオチなのだが、この一連のシーンの演技力に魅入るとともに圧倒される。

←意味はさっぱりわからない

【アダム】の変態性をまざまざと見せつけられた。

sackler
ごめんね!ごめんね!


←だからそんなU字工事(以下略)

の時のアダムドライバーの表情は可愛らしいし、美しい上半身の裸体に眼を奪われる。

その変態的な行為から、観ているこちらが官能的な本能を呼び覚まされる…アダムの演技力に拍手を送りたい。

ともあれ、その変態性をさらけだし、ハンナに嫌われようと努力している行為であるようにみえる。

また同時に「君なんかいなくてもこうやって自分で処理すれば充分なんだから」という見せつけのためでもあるような気がする。 ただの変態なのかもしれないけど。

ハンナは何をしたかったのか

そこでふと、主人公ハンナはいったい何がしたかったのか?

つまりはこの5話で彼女は作者として何を言いたかったのか疑問に思った。

この物語は脚本も演出も監督もハンナを演じるレナ・ダナム自身であり、彼女の実体験がモデルになっていると言われている。

ひょっとすると、ここに出て来るセクハラ上司も変態彼氏【アダム】も、実在の人物なんじゃないだろうか。

物語中にセクハラ上司に対して「いつかあなたのことを実名で本に書くから」と言っている。

また、この上司と性行為を迫る直前に友人のジェッサから「創作のネタのために一発ヤれば?」とそそのかされている。

仕事を辞めたこと、上司に性行為を迫ったことを【アダム】に報告に行くと、彼は自慰行為を始めながら「これ創作のネタにすれば?」と言っている。

5話では、「創作のネタ」というセリフが随所に現れ、1つのキーワードとなっているように感じる。

ハンナは作家として自立していない現状が不満なのだと思う。

そのストレスをセックスで解消しようとしている。

上司にも【アダム】にも同じことを求めている。

つまりは、仕事も彼氏も心の中心に無いのだ。

彼女の心の中心にあるものは、「作家になりたい」

そのために経験を書くことを至上とする。

本来、セクハラ上司に逆にセックスを迫るなんてめちゃくちゃもいいところ。 職場放棄に近い。

だが彼女にとっては職場の秩序よりも上司との情事の経験を選択する。

全ては創作のネタのため、書くための手段だ。

そして変態彼氏【アダム】はそれを見抜いていたんじゃないかな?

ハンナが【アダム】に職場を辞めた報告に来て、【アダム】の身体を求めた時、彼が拒否反応を示した。 その理由は、ハンナがもうアダムとはセックスしない。アダムは嫌な男だからだと言ったからだというのだ。

これは先の第4話でハンナと【アダム】がキスして抱き合ったシーンの前にやり取りされた会話だったが、これは認識が逆だったことがここで明らかにされる。

ハンナは【アダム】へ別れの言葉→キス→セックス→仲直り…心が通じたと認識していたことが、 (私もそう理解した)

【アダム】は自分への別れの言葉→心が冷めた→でも目の前にヤレる女がいるからキス→流れでセックス→でもこの女とは冷めたのでお別れ

という認識だったということだ。

【アダム】は第4話でハンナにキスもしたしその後セックスもしたけど、心はとうに冷めていたということだ。

ハンナは【アダム】が嫌になった理由を言っていたけれど、ストレスが溜まるたびにやって来てはセックスを求める彼女にウンザリしかけていたのかもしれない。

このあたりの2人の認識の違いは、女性と男性の感性の違いをリアルにえぐっているように思う。

女はキス→セックスは好きな人とするものであって…

男は好きとか嫌いとかじゃなくて、キス→セックスはやりたいからやる、本能的なもの(実際にやるかどうかは別として)

という性の違いがそこにあるのではないかと。

それでもまあ、【アダム】はハンナとの関係に冷めちゃったんだよね。

いや〜ここまで男女の恋愛について、リアルにえぐってくるドラマはすごいね。

実体験が元になっているからなのでしょうか。

細かい解釈などは、観る人によって様々だろうけれども私は何回か観てこのように理解しました。

それにしても、変態を演じるアダムの演技力がすごい。

アダルトビデオじゃないのに、演技とはいえ、マスタベーションを披露してしまう…イメージ戦略もなんのその、ただただ彼の役者魂がすごい。

マスターベーションしながら、自分の彼女(元カノ?)に謝罪するなんてシュール過ぎますね。 例のエクストリーム謝罪のリストにぜひ加えて欲しい。

脱帽としかいえない。