- カイロ・レンの尋問が優し過ぎてツライ
- カイロ・レンの中の人、アダム・ドライバーの声が優し過ぎてズルい
- レイちゃんに対する尋問が口説いているようにしか見えない
- カイロ・レンとレイのライトセーバー戦はケンカップルのケンカです(断定)
- シスの涙は女子を暗黒面へ
- 追記
カイロ・レンの尋問が優し過ぎてツライ
comfortable?(気分は?)
not really(あんまり良くない)
comfortableはもともと物に対して「心地良い」かどうかという意味らしい。
訳:この椅子はとても心地いい=座り心地がいい
この場合は「居心地は良いか?」と聞いてるのだが、そもそもこんなことを尋問の前に聞くこと自体がビックリ。
あるいは拷問イスにくくりつけて「心地はどうだ?」と聞いて皮肉っているのかもしれないが、
comfortableには精神的に心地良いかどうかという意味にも使われるらしいし、カイロ・レンの言い方が穏やかだったから、
ポー・ダメロンの心情を気遣っているように感じてしまった。
ダース・ベーダーの場合は、吐かない場合は自白剤をさっさと注射しちゃったりしてた。
さらには早々に首締めて殺してしまっていた。
それに比べると、カイロ・レンは優しさがにじみ出ているような気がする。
カイロ・レンの中の人、アダム・ドライバーの声が優し過ぎてズルい
言い方も穏やかだけど、声も優しげ。。。
繊細で傷つきやすそうな、はかない声…
ダースベイダーの孫でありながら、ダースベイダーの雰囲気をあまり感じない。
過去に何かあったのかなぁ。
カイロ・レンという人格に深みを感じますね。
レイちゃんに対する尋問が口説いているようにしか見えない
壁ドン!
フォースの暗黒面を使って、レイちゃんの心を読んでいる。
ゴミを回収して生活してるのか…(大変だな)
「」
今は一人…(彼氏はいない)…夜は怖くて眠れないのか…(一緒に寝てあげようか)
顔…顔近い!顔近いよカイロレン!!
!!!
ハン・ソロが理想の父(男性)だって!?実際会ったら幻滅するぞ。(俺にしておけ)
(カッコ内はフォースの暗黒面から聞こえた言葉)
・・・・・にしか聞こえないのですが(汗)
こんな感じで、アダム・ドライバーの甘い優しい声が終始レイちゃんの耳元でささやいてるんですもの!
これはきっとレイちゃんの心が、、、
乙女モードになっていきますわ!!
カイロ・レンとレイのライトセーバー戦はケンカップルのケンカです(断定)
映画スターウォーズ史上初の男女のライトセーバーによる一騎打ちですよ!
この2人の死闘は初めて観る闘いの形(男vs女)ですんで、かぶりつくようにガン見いたしました!!!
シスの男とフォースに目覚めたばかりの女との闘いは勝敗が眼に見えてますが、シスの男(カイロ・レン)は、既にウーキーに左腹を矢で射抜かれて負傷しているというハンデがあるので、
ワンチャン、女の子レイにも勝ち目はあるんですよね。
でもこれはただの闘いではない!
なんとなく、カイロ・レンが手を抜いているようにも感じるんですよ。フィンとの闘いの方が容赦なかった。
オープニングに出会ったおじいさんにも容赦なかった。
あれに比べるとトーンダウンして闘ってるように見えるんですけどねえ。
(関係ないけど、ライトセーバー振り回すとき片手ですね。チャンバラというよりフェンシングみたい)
そしてなんたって、愛の告白ですよ!!(え?)
You need a teacher! (お前には俺が必要だ!!)
カイロ・レンの甘いマスクと甘い声で迫られている女子、の構図に見えますけどねぇ。
I could show you the ways of the force!!
(フォースを教えてあげるお!!)
釣りですね!ジェダイに対する盛大な釣りですね! わかります!
だからyou来ちゃいなよ!!
ナンパかよ!!!
そんなセクハラなシスに対して激怒したレイちゃんが、目覚めたばかりのフォース(副題がフォースの覚醒だけに)を使ってカイロ・レンをボコボコにいたしましたとさ。
・・・・・ていうお話じゃなかったかしら。 違かったかしら??
すみません、多少の冗談はさておき、、、
今までマスクを被っていても、脱いでも、終始モゴモゴしゃべっていたカイロ・レンですが、
ここにきて盛大に声を張って叫んでるとこがグッと来ちゃいました。
なんでそんなに必死なんだよと。
まあ、ホントはスノーク様が「娘を連れてこい」って言ってたから従ったまでのことなのでしょう。
でも「フォース」はスターウォーズ全話に渡っての主体的なテーマである訳ですから、
この2人がこのまま終わらないような気がします。
ちなみに、カイロ・レンの台詞の
「I could show you…」
の「could」が何故「can」じゃないのかととても気になりました(細かいけど)。
今、英語を勉強中の長男(当時高校1年生、英検2級)に聞いてみたところこの場合の「could」は「can」よりも弱い表現で、
台詞を直訳すると、
「フォースの使い方を見せてあげることが出来る」
ですが、この「出来る」が過去に実績のあることではなくて予定の表現であるだろうということでした。
つまり、カイロ・レンは過去に誰か弟子をとってフォースの使い方を教えたことは無くて、
「レイが弟子になってくれたらきっとフォースを教えてあげることが出来るだろう」
みたいな、未来の可能性を言っているようなのであります。
この「could」と「can」の違いのような時制の表現は、単なる過去形と現在形の表現とは多少違うニュアンスを持つ場合があるようです。
ちょっと優しい言い方になっているようです。
冒頭で述べた「comfortable」も相手を気遣うような表現であります。
そんな風に、あの甘いマスクで、甘い声で誘って来るシスの暗黒卿ってなんなのかしら。
世界中の女子がときめくじゃないですか。
シスの涙は女子を暗黒面へ
お父さん(ハン・ソロ)に「べ〜〜ン!」て本名で呼ばれた後のカイロ・レンの子供のような顔と子供のような口調は反則です!!!!
ずっと苦しかった…この苦痛から逃れたい…でもそうする勇気がなかったんだ…助けてくれる?(涙目)
トドメですよねこれ。
いや、お父さんにトドメ(ライトセーバー)は刺しましたけど。
視聴していた世界中の女子(の何パーセント)がトドメを刺されました。
追記
1970年代に登場した「ダースベイダー」は、アメリカの怖いお父さんでした。 主人公ルークは怖いお父さんを文字通り倒してお父さんを越えることによって成長するという物語でした。
2010年代に登場したカイロ・レンはダースベイダーの設定を借りていますが、「女子に配慮する」青年でした。コンプライアンスを遵守しているのかな。制作元のディズニーらしいキャラクターですね。ディズニーが現代のコンプライアンスそのものだからなのかも知れません。
そんな時代背景で登場したカイロ・レンではありますが、中の人アダム・ドライバーの見事な演技力でキャラクターに命を吹き込みました。
だからこそ今まで「スターウォーズ・シリーズ」に興味を寄せなかった女性層にもこの映画の魅力が届いたものと見受けられます。