宇宙からの侵略に対して、日本政府の内閣府より選ばれし勇者たちが繰り広げる、闘いのスペースファンタジー。
その選ばれし勇者のリーダー、それが主人公のムロツヨシ。
以下勇者たちの面々を紹介する。
(え〜役名とかあるけど、どうでも良いです笑)
- ムロツヨシ
- 職業:サラリーマン
- 得意技:早口&ウザいキャラ
- 菅田将暉
- 職業:受験生
- 得意技:翌日の模擬試験で逃げる&早稲田大学の赤本で宇宙人を殴る(まね)
- 別名:仮面ライダーフィリップ
- 賀来賢人
- 職業:バンドマン
- 得意技:エアパフォーマンス
- 別名:賀来千香子の甥っ子
- 西野七瀬
- 職業:不明
- 得意技:カワイコぶりっこ
- 池谷のぶえ
- 職業:アルバイト
- 得意技:エグザイルのチケット落札
- 橋本じゅん
- 職業:体育教師
- 得意技:先生らしく場を納める
とまあ、とても戦闘にふさわしくない面々。
それなのになぜ内閣府に選ばれたのかというと
「臭い」
匂い、ではなく「臭い」(笑)
・非戦闘員なのに宇宙人と闘わなければならない
・選ばれた要因が体の「臭い」である
・それぞれ職業があるのに、宇宙人と闘う為のシフトを組まなければならない
・闘う方法=説得
・逃げようとしてもすぐに戻される
などなど、沢山の理不尽な設定が用意されている。
その様々な理不尽設定が、月基地の応接室で宇宙人と1対1でテーブルを挟んで話し合い、というワンシチュエーションコントの構成を作り出している。
これは、同じ福田監督作品の「勇者ヨシヒコ」での勇者一行と盗賊との対面戦闘シーンや「新解釈・日本史」の一室で、織田信長や卑弥呼との話し合いシーンを彷彿とさせる。
一室でのワンシチュエーションコントという形態をとり、役者のセリフとアドリブのぶつかり合いを楽しむのが福田監督の作り出すドラマ世界のオモシロさである。
この「宇宙の仕事」の理不尽設定がワンシチュエーションコントの構成を作り出しているわけだが、ムロツヨシが冒頭からこの理不尽さや世界の矛盾点を彼の得意なマシンガントークでツッコミを入れている。
彼の「マシンガントーク・ツッコミ」は、観ている視聴者の疑問を払拭し、理不尽な設定を納得させ、いつのまにか不思議な福田ワールドの虜になってしまう。
そうなってしまえば、あとは内容を楽しむだけである。
第1話で私が個人的に1番オモシロかったのは、内閣府の人が2人出て来て仕事の内容を説明する場面だ。
今現在、ビジネスマンが会議などで仕事のプロジェクトの内容を説明するとき、どんな方法を使います?
たぶんほとんどの場合、パワポ、つまりパワーポイントを使いますよね?
あの、パソコンで制御してスクリーンに映像を映すヤツ。
あれですよね。
しかし、福田ワールドは違います。
OHPです!!
なんと説明にOHPを使いますからっ!
イマドキの若い方は知らんでしょう(笑)
家の息子たちは初めて観たようで、私から説明しました(笑)
OHPとは、透明なファイルに画像を印刷して、それを機械の上に置いて、それを光で反射させてスクリーンに映し出すんです。
パソコンとかそんなのないです(笑)
手で、透明なファイルをその機械の上に置き換えていく、「手作業」です(笑)
昔、昭和時代の小学校とかでそうやって授業とかしてました。
それだけでも福田監督のギャグなのに、内閣府の役人が透明ファイルを置く度に宇宙の仕事と全然関係ない映像
・金髪美人
・壁ドンしてる学生恋人同士
・かわいい犬
とか、、、
もう、かわいい犬が映し出された時点で爆笑が止まりませんでした。
ちなみに、宇宙の仕事を説明する内閣府の役人の一人が「どっかでみたことあるなあ〜」と思っていたら、なんと今、大河ドラマの「真田丸」に伊達政宗役で出てる
長谷川朝晴さんでした!
あと、地球から月基地へは主人公たちはいわゆる「ワープ」で連れてこられたのですが、
ワープに関してムロツヨシが、
「宇宙戦艦ヤマトのワープは空間がぐにょぐにょになって船員たちがグッタリしてしまう・・・」
などど発言し若い人たち(フィリップとか賀来千香子の甥っ子)とかにバカにされてしまうシーンが興味深かった。
イマドキの若い方には宇宙戦艦ヤマトって古いんですね。
そんな世代間ギャップが観ててオモシロかったです。
ムロツヨシや福田監督は私と同世代なので、すっごくすっごく、細かいネタでも共感出来ます!!
2話では、待ってましたの「佐藤二朗」御大がご登場!!!
息子たちと楽しく観ました。
佐藤二朗御大の宇宙人キャラ、そしてムロツヨシとの説得対決について、また次回詳しくツッコミたいと思います。
宇宙の仕事、絶対必見です!!!